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膜厚から見る塗装状態/新車時の施工が理想なワケ

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カーディーラーやモータース、中古車販売店など、
車両を購入する際に必ずと言ってもいいほど、
コーティングを推奨されるようになってきました。

新車を購入される方にとっては、綺麗な状態を長く保つ事が出来て、
しかも日頃のメンテナンスが簡単な洗車で済むようになるのですから、やはり魅力的ですよね。

当店としましても、
「コーティングのタイミングはいつが良いですか?」
と質問された時は、
「新車時がオススメです」
とお伝えしております。

これは上記の通り新車時の綺麗な状態のままボディを守れる事が最大の利点ですが、
コーティングショップとして膜厚の観点からお話したいと思います。

まず、いかに新車と言えど最高のクオリティをご提供する上で、
上位コーティングコースでは「Revolt adjust system(リボルト アジャスト システム)」
という独自の下地処理・施工技術できっちりと下地処理(磨き)を行います。
これは、コーティング被膜の定着には塗装面がより平滑であり、
まっさらな状態が理想である点や、
新車時特有の塗装ボケやご納車までに付着してしまった
汚れ・雨ジミの影響、さらには人為的なスクラッチ傷の有無など

”完璧な状態”

と言える新車が少ない点にあります。
詳細は下記ページをご参照下さい

ブログ記事 高級外車はオーロラとは無縁?「ポルシェ・911」


最小限の膜厚の磨きで、最大限のクオリティをご提供出来る。
というのがこの特殊技術の特徴となりますが、
当然膜厚には限りがあるものです。
この膜厚の磨きを最小限におさえる上で、
やはり新車時の施工が理想と言えます。

一般的な塗装の膜厚は150μm程度と言われており、
1μmが0.001mmですので、わずか0.15mm程度の厚みしかありません。

ところがこの上記の数値はあくまで一般的な・・・
という所がポイントです。
メーカーや車種、細かく見ていくと
同車種でも出荷工場の違いなどでこの数値が変わってきます。


まずはこちらを見てください。
トヨタ・走行距離51km の車両膜厚データです。

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表記の上部が測定直前の膜厚 152μm
左側の2点は最大値152μm・最小値132μm
右側の2点は平均値143μm・測定回数5回

となります。
専用の測定器具を使用しますが、何せ0.001mmの測定となりますので数値の誤差が生じます。
周辺を数回測定し平均値にて数値の精度を高めていく必要がありますので、今回の場合はおよそ143μmと判断致します。

一般的な塗装の膜厚状態と言えますね。
この数値を覚えておいてください。


次にこちら
ホンダ・走行距離67km の車両膜厚データです。

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表記の上部が測定直前の膜厚 113μm
左側の2点は最大値113μm・最小値91.1μm
右側の2点は平均値100μm・測定回数5回

どちらの車両もボンネット中心部の測定となるのですが
こちらの車両は平均値100μm、最少値に至っては91.1μm
距離数もほぼ同じ新車であってもこれほどの差があります。


例えば、この2車種が3年経過し、洗車や日頃のメンテでまったく同様の塗装ダメージを受け、まったく同様の塗装劣化が生じたとしましょう。
この時点でコーティングを施工するとなると膜厚が増す事はあり得ませんので少なからず薄くなっている事は確実です。
当店の技術を持ってすれば両車種とも艶・輝きを与える事は可能です。

ですが限りある膜厚に磨きをかける上で不利なのは新車時から元々塗装膜が薄い車両となり、塗装の深みがなければ理想の艶を引き出す事が困難になる場合もございます。
こればかりはメーカーの塗装方法の違いなどもありユーザーからすれば受け入れざるを得ない状態ですから、やはりお車を大切に長く保ちたいとご希望される方は、限りある膜厚がダメージを受ける前に早目のコーティングが一番と言えるでしょう。

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施工させて頂く際には、パネルごとに膜厚を測定し、車両チェックシートへ記載を行い、状態を把握した後に下地処理を施します。
やみくもに磨くようでは数年後の塗装表面の状態に影響が出てきてしまいます。
長く艶と輝きを保てるよう最善のご対応・施工方法を追及する事でハイクオリティなコーティングをご提供させて頂いております。

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